養老天命反転地
2009.11.26 Thursday
ちょい前に、気になっていた養老天命反転地に行ってきました。
山を登りきったところで目に入る造形
与えられる掲示物じゃなく、自分で取りにいく体験型の美術館です。
普段、生活している上で身についた平衡感覚や、
重力ゆえに、思想ゆえに規則性を持つものを、
端からぶっ壊しにかかる美術館だと勝手に認識しました。
列島
上の写真は、
光の入らない真っ暗なゆがめられた道を手探りで進んだ先に見えたものです。
光をなくして進んだ先に安堵感を感じました。
アップダウン
まぁ〜歩く。
まぁ〜汗をかく。
まだまだ色んなスポットがあります。
楽しみ方、感じ方が人それぞれに用意されているんだろうなと思います。
養老天命反転地
今日の一曲
traveling/槇原敬之
さようなら
2009.11.13 Friday
僕の嘘とこの灯りを半分ずつ混ぜて作った暗がりで、今夜もう休もう
浮かぶばかりの赤茶けた溜め息を何度も、そう何度も隅に追いやって
取るに足らぬ恐れなら、奥歯に詰めたまんま眠ってしまえ
眠ってしまえよ
さようなら
さようなら
どうせ、陽は昇って、
誰かが朝などと名をつけて呼ぶ
君の声がこの焦りを随分とまあるく包むのだから、今夜もう休もう
揺蕩うばかり鈍色した呟きを何度も、そう何度も喉に閉まって
取るに足らぬ恐れなら、奥歯に詰めたまんま眠ってしまえ
眠ってしまえよ
彷徨うなら
彷徨うなら
どうせ、陽は昇って、
誰かが朝などと名をつけて呼ぶ
さようなら
さようなら
どうせ、陽は昇って、
誰かが朝などと名をつけて呼ぶ
好きなもんは、もう向こうから寄ってくる感じがしています。
2009.11.11 Wednesday
ちょい前から、
頭を離れないんだよ。
特にメシ時なんて、毎回頭ん中駆け巡ってんだよ。
そっちは、何とも思ってないかもしれないけれど、
この前、その体に触れたときに
家につれて帰りたいって何回も思ったよ。
もちろん、そんなのポーカーフェイスで凌いださ。
こんなこと言うのは、なんだけど
別に、そこまで奇麗ってわけじゃないのに、
体だって薄っぺらい上に、
お高く留まってるくせに、
なんなのさ。
なんなのさ。
今日もまた目があってしまった。
もう、あかんと思ってとうとう手を出してしまった。
何年ぶりだろう、こんなこと。
家に帰るなり、貪り食うようにテカテカした上着を脱がしたさ。
そして、舐め回すようにして中身を味わったよ。
最高だよ。まったく。
好評発売中
「その言い方がバカによかったんで、オレは妙にうれしくなっちまう。」
こんなこと地で言えるようになりたいと、つい思っちまう。
今日の一曲
悲しい色やね/上田正樹
言語
2009.11.06 Friday
今日は、じいちゃんの座椅子を机代わりに、読書しました。
読書中
BRUTUSの先月号「美しい言葉」を読んでます。
為にしかならん。
きっと日本語っていうのは、大陸から伝わったものも含めて、
粋な島国の人間たちが、長い時間をかけて口の中で転がして角をとり、
それこそキャッチボールみたいに言葉を交えて、今にまで繋いだものなのだろう。
その時には、漏れずに遊び心があっただろうと何故か思えるのです。
言葉じゃ伝わりきらない部分がもちろんあるだろうけれど、
言葉でしか伝わらないものがあります。
「伝わる」っていうのは共感で、その背景にある経験や記憶が、
題名のように一つの言葉にパッケージされていて、
それを耳から受け取った時に、
言葉に包まれていたものが体の隅々にまで広がることをいうのかなぁと思いました。
かなり年配の人に「ありがとう」と言われたら、身動きとれんくらいにうれしいもんな。
日本語の成分には、「粋」というものが何だかたくさん入っているようです。
今日の一曲
to U/BANK BAND